吾輩は無職である。
まだ、学生という身分を持ちながら働いていたころ、初めて吉原にいったときのことを振り返る。
初見殺しの要素が多すぎる
これは吉原に限った話ではないのだが、ソープの店選びおよび女性選びをするにあたり、考慮するポイントがたくさんある。
NS/NN、S着
NSとは、No Skinの略で、何も装着せず生身でつながることである。
NNは、Nama Nakadashiの略で、NSのまま楽園の中で昇天することである。
S着は、Skin 着の略で、女性と自身を守る防具を装備することである。
個人的主観だと、気持ちよさの観点で言えば、NNはNSに100倍し、NSはS着に100倍する。
しかし当然ながら、リターンあるところリスクありということで、性病の罹患率はぐんと上がる。
客層のいい高級店はまだしも、格安店や大衆店でのNSはなかなかに注意が必要。
中には、「子供出来たんだけど」系のトラップを仕掛けてくる人や店もいるらしい。要注意である。
また、これはさらに個人的主観だが、ウマが合わない人とのNNは、事後なんともいえない虚無感が襲ってくる。
動いている間も「俺はなにをやっているんだろう」状態になるので、男女互いに百害あって一利なし状態となる。
S着でしっかりと効用を得られる体づくりに努めたいところである。
男性側ですらこれらのリスクがあるのに、女性側はその何倍ものリスクを抱えていることを考えると、女性たちには頭が下がる思いである。
ソープランドはそのエリアによって、S着中心の街とNN中心の街に分かれるが、吉原はS着とNNの店が混在するエリアである。
さらに、同じ店の中でもS着の女性とNNの女性が混在する場合がある。
これが吉原の店選び女性選びを難しくしている。
S着でしか当時遊んでいなかったワイ、ただただ衝撃を受ける。
基本的にはどこの店も「この子NNできまっせ」なんて明記はしていない。
見分ける方法はいくつかあると思われるが、わかりやすく簡単なものを2つ挙げる。
お店のネット会員になる
お店によっては、会員専用のホームページが存在する。
登録して見てみると、NS/NN可能な子には思わせぶりなマークがついていることがある。
(例えば☆マークなど)
NS止まりなのかNNなのかはそのお店や女性の裁量によることが多いが、よほど不潔でない限りはNNのお店が多い。
各種ネットの掲示板を見る
風俗関連の掲示板として、ホストラブ、爆サイ、BBSPINK、したらばなどが存在する。
様々な情報が錯綜しているが、吉原ほどの規模となると、有志がNS/NN/S着の情報をまとめてくれている。参考にすべし。
この場を借りて、情報を出してくれている諸先輩方に感謝申し上げたい。
新人さんについては情報が未掲載の場合があるが、よほどのことがない限り、ソープ街デビューで新人を選ぶ博打はしないだろうと思うので問題はないかと。
入浴料
ソープ特有の表記として、「入浴料」というものが存在する。
高級店で「120分20000円?ふーん安いじゃん!」なんて思ってしまったら、そこは地獄の一丁目である。
この表記の場合、女の子への料金は別である。
最近は総額表記の店も増えてきたが、吉原のお店は入浴料表記のところが多い。
なぜこんなややこしい表記をしているかというと、ソープランドは特殊浴場扱いであり、男女が致してしまうのはあくまで自由恋愛という日本特有の建前が存在するからである。
では総額はいくらくらいになるのかというと、「入浴料の3倍」あたりがスタンダードとなる。
しかし、必ずしもこうなるわけでは決してなく、お店によりまちまちである。
特に、昨今の値上げラッシュにより、入浴料だけ数千円あげる店が増え、3倍の法則はすでに形骸化しつつある。
女の子のギャラも上乗せしてあげてほしいところである。
お店に電話すれば快く総額を教えてくれるので心配することはない。
前日確認と送迎
ソープランド、特に高級店は1週間またはそれより前から予約をすることが可能である店が多い。
しかし、お店側のデメリットとして、キャンセルリスクが高まる、というものがある。
高級店はプレイ時間の単位が120分以上で設定されている場合が多く、一人のキャンセルも大きな痛手となる。
私もかつて一度吉原のお店でキャンセルをしたことがある。
何度も行ったことのある店で、一週間前予約の5分後になるべく急いで知らせたのだが、それでも黒服に「ああん!?ふざけんな!」と輩のように怒鳴られた。
後日指名した女性にそのことを話すと、「120分穴空くからねえ」と黒服の態度を肯定していたので、私の中でこれが吉原ひいては風俗界の当たり前の態度と解しているので、以降20年弱風俗においてキャンセルを出したことはない。
なんなら胃腸炎にかかっていても這って行ったことがある。
あとで何を言われても「お前らキャンセルしたらキレるじゃん」で対処できる。
そんな風俗店も、コロナ以後、検温装置をおき、37.5度以上あると客を追い返すシステムを採用し始めた。
ゴリラが文明化するくらいの衝撃である。
話が横道にそれてしまったが、この手のキャンセルを回避するため、また、キャンセルされても他の客を呼ぶ時間を確保するため、前日確認の電話を客に課している店が多い。
その際に聞かれるのが、送迎利用の有無と場所である。
前日確認の時に駅名を伝えておくと〇
吉原は、最寄り駅の三ノ輪駅からでも、歩いて15分ほどかかるため、お店の車が周辺駅まで迎えに来てくれる。
上野、鶯谷、日暮里、浅草、入谷、三ノ輪など、いくつか選択肢があるが、店によっては来てくれない駅もある。
帰りの送迎だけ利用できる駅もある。
以下、送迎場所の例である。
上野駅
入谷口という、ドがつくほどのマイナーな入口がある。
高速バスに乗る人はこの出入り口を使うことがあるかもしれない。
その近くに岩倉高校という高校があるのだが、その前に送迎車が停まることが多い。
画像中央部の白黒のマーカーのところあたり。
上野まで来てくれる店はレアだがけっこうありがたい。
日暮里駅
送迎してくれる店が多い駅の一つ。
ポピュラーなのが東口を出てすぐ、ソフトバンクショップの前である。
昔は不二家があったのだが、あえなく閉店。わかりづらい場所と化してしまった。
混雑を避けるため、南側の改札付近を送迎場所にしている店もけっこうあるらしい。
鶯谷駅
北口のみずほのATMの前。
だいたいこの辺だと思われる。
三ノ輪駅
吉原の最寄り駅なので送迎してくれる店多し。
だいたい白黒マーカー、洋服の青山の前。
たまにウルトラCで地図に表示されているファミマの裏に停めることがある。
しかし、ここがまた見えづらく、「ファミマの近く」としか言われないので、発見できずに怒られたことがある。
これも黒服クオリティ。
当日確認の電話をして送迎場所にGO
あとは行く道のみ。グッドラック。
初めて行った時のことを振り返る
ようやく本題。
お店はNSかつお仕事系で有名なところだった。
お仕事系とは、イチャイチャとかキスはほぼなく、テクニック一本で押すスタイルのことである。
最近マイノリティになりつつあるが、年長者中心に一定の支持をいまだ集めている。
総額は120分6万。日暮里送迎。
掲示板の先輩おすすめの「吉原を体感できる」嬢を選択。
アルファードがお出迎え。
驚いたのが、乗り合わせた常連皆が仏頂面をしていたことである。
というわけで、不安になったワイ、隣の人に話しかける暴挙に出る。
「これから楽しいところに行くんですよね?」
今考えたら完全に煽りであるが、金額が金額なので本当に不安だったのである。
入店し入浴料を払い、いよいよ女性とご対面。。。
顔だけ見たら、スターウォーズの世界に入ったかと思ったくらいである。
しかし、プロ意識が高く、吉原のいろはも色々教えてくれた。
振り返ってみれば、即ベッドで瞬殺され、その後のマットでもあっさり昇天した。
なにぶん20年近く前のことなので詳細は覚えていないが、ここで悟ったことは、
女性は顔ではない!
ということである。
ここで私は、「ホスピタリティ」というものの重要性をひしひしと感じたのであった。
続く。
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